ソラチカルートの開通のために ソラチカカードとは何か
目次
- 目次
- なぜ全ての陸マイラーはソラチカカードを重要視するのか
- ポイント→マイルの変換率は悪い?
- ソラチカカードとは
- メトロポイントPlus
- ソラチカカードの注意点
- ポイントサイトの案件でソラチカは登場するか
なぜ全ての陸マイラーはソラチカカードを重要視するのか
陸マイラーでソラチカカードを知らない人はいないと言ってもいいくらい、陸マイラー活動にソラチカは必須のものとなっています。私も、最初にソラチカの存在を知ったときには、そんなチートアイテムがあるのかと驚いたことを覚えています。
「陸マイラーがマイルを貯めるために実践している方法 基本戦略について」にも書きましたが、ソラチカを使うのと使わないのではマイルのたまり方が2倍弱変わってきます。
ポイント→マイルの変換率は悪い?
クレジットカード決済を良くする方や楽天ポイント、Tカードなどのポイントカードをお持ちの方はご存知かもしれませんが、Tポイントや楽天ポイントは通常1ポイント1円相当の価値があります。店頭で何かを購入する際にポイントで支払いをする場合も、1ポイント1円扱いとなります。
一方で、貯めたポイントをマイルにすると、大抵のケースでは2ポイント1マイルに交換となります。つまり、ポイントに0.5をかけた値がマイルとなるわけです。この交換レートだと、1マイルに2円以上の価値を見出さなければ、交換したいとは思わないのではないかと思います。
- 100ポイントを支払いに利用すると100円に
- 100ポイントをマイルにすると50マイルに
私も昔はクレジットカード決済などで貯めたポイントをマイルにするのはあまり効率的ではないかなと感じていました。シーズンなどにもよりますが、マイルで予約できる特典航空券は一般的に予約がしにくい場合が多いですし、通常の予約よりも予約可能な時期も限られています。
これが、ソラチカを利用すると同じ1ポイントがなんと0.9掛けで交換できるのです。
例えば、通常100ポイントは50マイルに交換できますが、ソラチカで変換するだけで同じ100ポイントが90マイルになります。
- 100ポイントを支払いに利用すると100円に
- 100ポイントをマイルにすると90マイルに
100ポイントを100円として利用するか、90マイルとして利用するかと考えると、ほぼすべての人は90マイルとしたほうが価値が高いと判断するのではないでしょうか。
近年ANAマイラーが急増しているのは、ソラチカの登場によるところが大きいと思っています。(そのせいで、ANAの特典航空券は前にもまして取りにくくなっている気がします・・・笑)
同じポイントをJALマイルに交換しようとすると、どうしても100ポイントが50マイルになってしまいます。個人的にはJAL便のみが運行している地域に行くこともあるので、JALのマイルも貯めていきたいところですが、効率性で考えるとANAが優勢です。
ソラチカカードとは
そもそもソラチカカードとは何でしょうか。ソラチカカードとは、名前の通り「ソラ:ANA」でも「チカ:東京メトロ」でもポイントが貯まるということが売りのクレジットカードです。ANAの飛行機に乗った際の獲得マイルが割増になったり、東京メトロの乗車に対してメトロポイントがたまることが特徴です。
年会費は年2,000円(税別)です。年会費はそこそこ取られますが、これは必要経費として諦めるしかありません。ソラチカには2,000円以上のメリットがあります。
ソラチカカードの詳細は以下のリンク(公式サイト)から確認してみて下さい。
注意点として、ソラチカカードで貯まるポイントは2種類あります。国際ブランドであるJCBのポイント制度「Oki Dokiポイント」と東京メトロのポイント制度「メトロポイント」です。
陸マイラー的に重要なのは、後者の「メトロポイント」です。0.9掛けでANAマイルに変換できるのはメトロポイントの方です。メトロポイントは東京メトロの乗車で貰えるポイントなのですが、乗車で貰えるポイントには限界があります。
そこで、「他のポイントサイトで大量に獲得したポイントを」「中継サイトでメトロポイントに変換し」「ソラチカカードでANAマイルにする」というのが陸マイラーの得意技です。これが、多くの陸マイラーが実践している方法です。
言い換えると、何らかの方法でメトロポイントに交換できるルートであれば、どんなポイントでもソラチカにより0.9掛けでマイルを貯めることができます。変化の激しい陸マイラー業界、この先.moneyやハピタスなどがいつまで今の地位を保っているか不透明です。これらのサイトに何かがあったときにも、最終的なゴールはメトロポイント→ANAマイルへの変換ですので、いかにしてメトロポイントにたどり着くかを考えていくのが陸マイラーとして重要になります。
なお、ソラチカカードをクレジットカードとして決済に利用した際に付与されるのは、Oki Dokiポイントです。しかし、こちらはマイル還元率0.5%とイマイチなので、陸マイラー活動をやる際には無視して良いです。ソラチカカードを決済用のカードとすることは下策です。
メトロポイントPlus
上でも少し書きましたが、ソラチカカードを持ち、メトロポイントPlusに登録すると、東京メトロの乗車でメトロポイントを貯めることができます。正直貯まるポイントは微々たるものですが、仕事柄外出が多い私は月に500ポイント程度のメトロポイントを貯めることができています。東京近郊にお住まいの方で、よくメトロに乗車する方は、せっかくなのでメトロポイントPlusにも登録しておくとよいです。
ソラチカカードの注意点
ソラチカカードはメリットの多いカードですが、注意点が一つあります。それは、毎月の交換上限が決められていることです。毎月20000ポイント(= 18000マイル)が変換上限となります。他の陸マイラーサイトで「年216000マイルを貯める!」という表現が良く見られるのは、ソラチカカードを利用したANAマイル集めの上限が18000マイル×12ヶ月 = 216000マイルだからです。
これ以上のANAマイルを貯めたければ、ソラチカカード以外のルートを利用することになります。変換効率は下がりますが、Tポイントや楽天ポイントをANAマイルに変換したり、もしくはポンタポイントからJALマイルに変換するルートなどがあります。(個人的には、毎月18000マイルを使い切るのはけっこう大変だと思うので、ソラチカルートのみでも十分に旅行などを楽しめると考えています。)
陸マイラー御用達のWebサイトとして、「ポイ探」というサイトがあります。ポイ探を使うと、あなたが持っているポイントをANAマイルやJALマイルに交換する際に、どのルートを用いれば最も効率的な変換を実現できるかを調べることができます。
もし、あなたがこれまで集めてきたクレジットカードのポイントなどをマイルにしようと考えた際は、ポイ探を使って調べてみるのをおすすめします。
ポイントサイトの案件でソラチカは登場するか
勘の良い人なら、「ソラチカカードはクレジットカードなのだから、ポイントサイトの案件でソラチカカードを発行したらポイントも貯まって一石二鳥なのでは」と考えるかもしれません。私はそう考えました笑。しかし、ソラチカカードは当初こそ様々なキャンペーンを実施していましたが、現在ではポイントサイトの案件でソラチカが出ることはまれです。
なので、ソラチカに限っては陸マイラー活動を始めようと思ったら早めに申し込んでおくべきです。とはいえ、時期によりANAや東京メトロがキャンペーンを実施し、入会時にマイルやメトロポイントのプレゼントを実施していることもあるので、そのようなキャンペーンを見かけたら、良いタイミングなので登録しておきましょう。
現在の陸マイラー業界において、ANAマイルを貯めようと思ったらソラチカカードは必須アイテムです。陸マイラーを始めようと思ったら、まずはソラチカカードを発行することをおすすめします!